浦添ベスト進学教室

「歴史を楽しく学ぶには」

浦添ベスト進学教室の塾長・与那覇です。



新紙幣の新しい肖像画の発表がありましたね。



１万円札　→　渋沢栄一
五千円札　→　津田梅子
千円札　　→　　北里柴三郎

と決まったようです。



新紙幣はおよそ２０年周期で
発行されているようで、



今度の新紙幣は



２０２４年　（令和６年）　からだとか。





この３人の中では　北里柴三郎が
歴史の教科書に出てきて授業でも教えているので、
馴染み深いです。



また、
『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』
（ひすいこうたろう＆白駒妃登美　著）
の中で、



北里柴三郎のエピソードがあるのですが、
それを読んで非常に感動したことを覚えています。


今日はそのエピソードを交えながら、
歴史を面白く学ぶことを紹介したいと思います。



明治の頃活躍した科学者として、

　　北里柴三郎　→　　「ペスト菌」の発見
　　志賀　潔　　　→　　「赤痢菌」の発見
　　野口英世　　 →　　黄熱病の研究

が有名です。



教科書では３人の功績が並列的に記させれているだけです。
それで、通常は　「大事だから覚えておけ！」　で終わりです。



生徒は、練習問題を解きながらひたすら覚えるだけ。
無機質ですよね。そんな勉強。



でも、３人の人間関係が分かれば、
理解もぐっと深まります。



じつは、志賀潔と野口英世は
北里柴三郎の弟子。



特に、志賀潔の「赤痢菌」の発見は、
北里柴三郎と志賀潔の共同研究だったそうです。



志賀潔自身、
「自分は共同研究者どころか、助手にすぎない」


と言っています。



そして、研究論文を発表の際、北里柴三郎は、
連名ではなく志賀潔一人だけの名を書くように
言ったそうです。



北里は発見の手柄を若干２６歳の助手に譲り、
平然としています。



かっこいいと言うか、粋と言うか。
ちょっと感動ではないですか。



また、北里柴三郎はアメリカの科学者が来日した際、
通訳として野口英世を抜擢します。



その縁で野口英世は渡米、世界への道が開けるのです。



志賀潔と野口英世、この二人は北里柴三郎のおかげで
世界的な科学者となったのです。



おそるべき　サブロー　



サブローというのは、著書の中で、著者が親しみをこめて、
北里柴三郎のことをサブローと記しています。



そして北里の話は前段階があります。



北里がドイツで研究をしていた頃、
世界で初めての血清療法の発見に対し、
世界の医学界で北里フィーバーが
巻き起こりました。



そして、イギリスのケンブリッジ大学から
細菌学研究所の所長になってほしいと
北里のもとへ依頼があったのです。



もちろん、給料も破格。科学者としては
非常に名誉なことです。



しかし、北里はこれを断ります。



なぜか。



北里は、当時の日本の脆弱な医療体制を
改善し、伝染病から日本国民を守りたい
という志に燃えていたのです。



日本に戻った北里ですが、当時の日本では
まだまだ北里の功績は理解されずに
日本政府からの援助もなく、北里は失業状態でした。



北里は困ってしまいます。
八方ふさがり。

そこで手を差しのべた人物がいます。
だれだと思います？


福沢諭吉です。


現一万円札のお人です。
さすが威厳を感じます。



福沢諭吉は北里の熱意に心を動かされ
私財を投じて研究所を建てます。



そして、それを無償で北里へ提供するのです。



志賀潔や野口英世を世に送り出した
北里柴三郎ですが、その北里も福沢諭吉
という偉大な人物に見いだされ日本で
活躍することができた。



北里は諭吉からうけた恩を、
自分の弟子たちに送ったのです。



彼らの活躍のおかげで今の日本の医学の
発展があったんですね。



そして、その恩恵を我々は受けている。
感謝・感謝です。



いかがですか。
・北里柴三郎　・志賀潔　・野口英世
そして、福沢諭吉


教科書ではただ並列的に書かれている
だけですが、その人物たちがつながって
いることを知れば、面白くなるでしょう。



学校で習う歴史の勉強って、味気ないでしょ。
でも歴史は人物に焦点をあてて勉強すると
おもしろい。



そこには感動的なドラマがあるから。


学校の歴史の勉強で、ある程度時代背景を
勉強しておけば、学校では教えない感動的な
話を自分で勉強できます。理解ができます。



学校の歴史の勉強は　感動的な話を知るための
事前訓練だと思ってもいいのかもしれませんね。



歴史の勉強つまんないなんて言わずに
頑張ってみようとおもいませんか。



参考文献：『人生に悩んだら「日本史」に聞こう』（ひすいこうたろう＆白駒妃登美　著）



－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
浦添ベスト進学教室では
一緒に頑張る中学生を募集しています。

興味のある方は体験授業（３回）を受けてください。
きっと、有意義な勉強ができますよ。


「今の努力が未来を変える」
浦添ベスト進学教室
頑張っていきましょう。


生徒募集中！

（授業時間）
●新小６クラス
火・木　　　午後５時～午後７時
●新中１クラス
月・水・金　午後５時３０分～午後７時３０分
●新中２クラス
月・水・金　午後８時～午後１０時
●新中３クラス
火・木・土　午後８時～１０時


募集チラシ


(PDF: 482.16KB)


まずは、お電話にて体験授業を申し込んでください。
３回の体験授業後、入塾のご相談をいたします。
問合せ　０９８－８７５－５５９８


＜平成３１年度合格実績＞
首里高校　１名
興南高校　　２人（併願あり）
浦添高校　　１人
首里東高校　２人
陽明高校　　４人
沖縄工業情報機械科　１人
浦添工業調理科　　　　２人
浦添工業インテリア科　２人
出水中央高校（鹿児島）　１人

＜平成３０年度合格実績＞
首里高校　２名
開邦高校芸術科　１名
浦添高校　３名
陽明高校　３名
那覇商業国際経済科　１名
那覇商業商業科　１名
西原高校　２名


＜過去進学実績＞
開邦高校理数科
開邦高校芸術科
那覇国際高校
首里高校
那覇高校
浦添高校
小禄高校
那覇西高校
陽明高校
西原高校
首里東高校
宜野湾高校
那覇商業高校
沖縄工業高校
浦添工業高校
浦添商業高校

教室外観

学習風景